1990年代の日本、小学生の遊びや日常はすべてアナログ。
携帯電話もインターネットもなく、友達とのコミュニケーションも目と体を使った直接対話が主流でした。
授業の合間に黒板消し当番で白粉まみれになったり、写ルンですで遠足の思い出を切り取ったり、放課後は駄菓子屋に直行…そんな「手間ひまかけた思い出の日常」を3つの章で9パターン紹介します。

毎日が楽しかったよなー!!
学校生活でのあるある

教室や体育館での定番シーンを振り返ります。
黒板消し当番でチョーク粉まみれ
授業の終わりに回ってくる黒板消し当番。
チョークの白い粉が教室中に舞い、服や髪が粉まみれになるのがお約束でした。
拭いても拭いても落ちない粉を、雑巾と一緒に友達と見比べて笑い合ったものです。
給食当番でエプロンと三角巾
給食時間前、クラスメイトと給食当番を交換するドキドキ。
自分の分担するエプロンや三角巾が汚れていると気づいた瞬間の焦り、配膳を終えて「いただきます」の声がかかったときの達成感は格別でした。

洗濯してこないやつもいてクセーったらなかったな!俺もだけど
使い捨てカメラ「写ルンです」で記念写真
携帯カメラの前に大流行した「写ルンです」。
運動会や遠足では兄弟や友達と1本ずつ使い切るまで撮影し、現像を待つワクワク感を共有しました。
ピントが合っているか分からないまま帰宅して現像結果を楽しむドキドキがたまりませんでした。
放課後の遊びあるある
授業が終わったあと、友達と夢中になった遊びを思い出します。
校庭のブランコ争奪戦
下校前の数分、児童たちはブランコに殺到。
押し合いながら「もっと高く!」と競争し、夕焼けが沈むまで揺れ続けた記憶があります。
先生の「もう帰れよー!」で慌てて降りるのもお約束でした。
駄菓子屋で10円玉握りしめ
帰り道には必ず立ち寄る駄菓子屋。
「うまい棒」「キャベツ太郎」「ココアシガレット」を前に、10円玉何枚使うか悩む時間が至福でした。
当たり付きガムで運試しし、当たりが出るともう一本もらえる興奮に心躍りました。
秘密基地づくりとお菓子パーティ
段ボール箱やブルーシートを使って近所の茂みに秘密基地を設営。
中に駄菓子やジュースを持ち込み、こっそり学校ごっこや探検ごっこを楽しむ「子どもだけの世界」が放課後の最高の遊び場でした。
家庭での「ほっこり」あるある

家に帰ってからの夕方以降、小学生の日常習慣を振り返ります。
ビデオデッキでアニメ録画バトル
家庭にあったVHSデッキでアニメを録画するため、兄弟姉妹で録画ボタンを奪い合いました。
録画したビデオを友達と貸し借りするのも楽しみの一つでした。
傘袋に溜まった水でシャワーごっこ
雨の日に差した傘の袋には水滴が溜まり、帰宅時に袋を傾けて手や服にシャワーのようにかかるいたずら。
濡れた手を拭きながら母親に叱られるも、翌朝もやってしまう小さな反抗心をくすぐりました。
卓上鍋で即席ラーメン調理
小さな卓上鍋をテレビの前に置き、インスタントラーメンを煮る「おうちグルメ」。
給食のソフト麺風に煮込んだり、カレー粉やチーズを足したオリジナル味を試すのが流行り、夕食前の「おやつラーメン」として大好評でした。

ソフト麵は最高にうまかったな!
まとめ

1990年代の日本の小学生は、スマホもネットもない時代にこそ生まれた多彩なアナログ遊びと日常体験を満喫していました。
黒板消しの白粉や給食当番、写ルンです、駄菓子屋、秘密基地づくりからビデオ録画バトル、傘袋シャワー、卓上鍋ラーメンまで、どれも現代とは異なる五感で遊ぶ楽しさの連続です。
当時を知らない世代に語り継げば、驚きと共感が生まれるはず。
ぜひ懐かしい体験を思い返してみてください。
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